【iOS・swift】初学者大学生が読む『iOSアプリ設計パターン入門』
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はじめに
この記事では『iOS アプリ設計パターン入門』という本を紹介します。『設計』『アーキテクチャ』のパターンだけでなく、根幹の部分、概念を理解するのにとても優れた本でした。
本の概要
概要はこんな感じ
第一部: 設計を知る
- web を含め、今までの設計・アーキテクチャのざっくりとした歴史
- それぞれのアーキテクチャがどのような考えのもとで生まれたのかの解説
第二部: iOS アプリのための設計パターン
- 原初 MVC
- Cocoa MVC
- MVP
- MVVM
- Flux
- Redux
- Clean Architecture
- Coordinator
- Router
第三部: 設計をサービスに導入する
- 実際に Flux を導入するとしたら
- 実際に Redux を導入するとしたら
iOS アプリの設計についてだけでなく、『設計』『アーキテクチャ』の原点となる考え方、人々の試行錯誤がとてもわかりやすく書かれています。実際、前半は全く iOS アプリの話ではないですが考え方を理解するのにとても良い内容です。もちろん iOS の設計についても書かれており、それぞれ簡単なサンプルアプリを作りながら理解することができるので、それぞれのアーキテクチャの『メリット・デメリット』『違う点・同じ点』などを体験しながら勉強することができます。
感想
iOS アプリの開発にしか携わったことのない僕は、最初の web のアーキテクチャの部分は分かりませんでしたが、前半で『設計の考え方』『どのような目的でその形になったのか』をざっくり理解した上で、後半、自分の知っている領域である iOS アプリのサンプルで学ぶことで『設計』『アーキテクチャ』についての理解がめちゃめちゃ深まりました。
iOS アプリを開発していて『MVC』『MVP』『MVVM』という言葉は知っていながら『Controller』『Presenter』『ViewModel』の違いを説明できない人は意外と多いのではないでしょうか?自分も余裕でそうでした。そんな人は 1 回アーキテクチャについて深く理解することで、iOS だけでなく他の分野でも思考の根本の部分でこの本の内容が助けてくれるような気がします。
結論:超絶おすすめ
最後に
Google に頼りっぱなしじゃなくて
たまには書籍もいいですね。
では、Bye